case56の小部屋

ゲーム以外のあれこれ。

鉛筆=30円問題

はじめに

某数学(算数か?)問題について、簡単に解説を書いてみた。

急ぎ気味で書いた&こういった記事をほとんど書いてこなかったので、分かりにくい部分が多々あるかも。

まぁその辺は気にしない方向で。

問題文

これから、あなたは鉛筆とノートを購入する。

鉛筆とノートの合計金額は100円で、ノートは鉛筆よりも40円高い。

この場合、鉛筆の値段はいくらか?

1. 問題で求める数字を探し、xに置き換える。

この手の問題を解く際、最初にやるべきことは「最終的に何の数字を求めなければならないのか」というゴールを見つけることにある。

例えば、今回の問題だと…

これから、あなたは鉛筆とノートを購入する。

鉛筆とノートの合計金額は100円で、ノートは鉛筆よりも40円高い。

この場合、鉛筆の値段はいくらか?

最終的に質問されているのは「鉛筆の値段はいくらなのか」ということなので、この問題のゴールは「鉛筆が〇〇円である」という解を出すことにある。

というわけで、この問題を解くにあたって、まずここで一旦「鉛筆はx円である」という仮の解を設けることにする。

xと置いたが、yでもzでも🐶でも🐱でもなんでもいい。とにかく、【鉛筆の値段(=求めなければならない数字)を数字以外の何かに置き換える】ことから始める。

なぜxやyのような数字以外の何かに置換するのかというと、ここから目的の数字を求めていくにあたって、単純に都合がいいからである。

先に仮の結果を作っておいて、そこから遡って正しい結果を求めに行く。そのために、xやyのような仮の結果が必要…というように捉えると分かりやすいかも?

2. 問題文に記載されている情報から、正確な数字を求める。

求めなければならない数字を何かに置き換えたら、次は問題文から必要な情報を探っていく。(※今回は、「鉛筆の値段=x円」…(A)と置き換えて話を進めていく。)

例えば、今回の問題だと…

これから、あなたは鉛筆とノートを購入する。

鉛筆とノートの合計金額は100円で、ノートは鉛筆よりも40円高い

この場合、鉛筆の値段はいくらか?

この中で注目すべき情報は、以下の二つ。

  1. 鉛筆とノートの合計金額は100円
  2. ノートは鉛筆よりも40円高い

まず、②:ノートは鉛筆よりも40円高いという文章に注目する。

「ノートは鉛筆よりも40円高い」とあるが、今回は冒頭(A)で鉛筆の金額をx円に置き換えている。

つまり、「ノートは鉛筆よりも40円高い」という文章は「ノートはx円よりも40円高い」と考えることができる。

よって、ノートの値段は(x + 40)円…(B)と置き換えることができる。

次に、①:鉛筆とノートの合計金額は100円という文章に注目する。

「鉛筆とノートの合計金額は100円」とあるが、これを簡単な数式に当てはめると…

鉛筆の値段 + ノートの値段 = 100円…(C)

このように見立てることができる。

そして、これまでの仮定と情報から…

  1. 鉛筆の値段=x円…(A)
  2. ノートの値段=(x + 40)円…(B)

上記の2点が判明している。

これらの情報を、(C)の数式に当てはめると…

x円(鉛筆の値段) + (x + 40)円(ノートの値段) = 100円(合計金額)

このように考えることができる。

つまり…

x + (x + 40) = 100…(D)

このような等式が出来上がる。

あとは、(D)を解くと…

x = 30

という結果が出る。

最初にも書いた通り、xは鉛筆の値段を指しているので、「x=30」とは「鉛筆の値段は30(円)である」ということを意味する。

このようにして、この問題から「鉛筆の値段は30円である」という結果を導き出すことができる。

ex. 例題集

回答欄に答えを入力し、右にある【採点&解説】をクリックすると答え合わせをします。(解答が正しければ欄が緑色に、間違えていれば赤色に変わります。)

また、このページを開くか一番下にある【問題をリセット&シャッフル】ボタンを押す度に、問題文の数字と解答が変わるようにしてあるので、何度も反復して解いてみたい人はご利用ください。

これから、あなたは鉛筆とノートを購入する。

鉛筆とノートの合計金額は円で、ノートは鉛筆よりも円高い。

この場合、鉛筆の値段はいくらか?

解答:

  1. まず、この問題で問われているのは「鉛筆の値段」であることを読み取る。よって、今回は「鉛筆の値段=x円」と置き換える。
  2. 「ノートは鉛筆よりも円高い」という文章から、ノートの値段は「(x + )円」と考えることができる。
  3. 1.と2.の情報に加えて、「鉛筆とノートの合計金額は円」という文章から…
    x円 + (x + )円 =

    上記のような等式を組み立てることができる。
  4. 3.の等式を解くと、 x (鉛筆の値段) = という結果が出る。

これから、あなたはりんごとぶどうを購入する。

りんごとぶどうの合計金額は円で、りんごはぶどうよりも円安い。

この場合、ぶどうの値段はいくらか?

解答:

  1. まず、この問題で問われているのは「ぶどうの値段」であることを読み取る。よって、今回は「ぶどうの値段=x円」と置き換える。
  2. 「りんごはぶどうよりも円安い」という文章から、りんごの値段は「(x - )円」と考えることができる。
  3. 1.と2.の情報に加えて、「りんごとぶどうの合計金額は円」という文章から…
    (x - )円 + x円 =
    上記のような等式を組み立てることができる。
  4. 3.の等式を解くと、 x (ぶどうの値段) = という結果が出る。

これから、あなたはそばとうどんを注文する。

そばの値段は円で、うどんはそばよりも円高い。

この場合、そばとうどんの合計金額はいくらか?

解答:

  1. まず、この問題で問われているのは「そばとうどんの合計金額」であることを読み取る。よって、今回は「そばとうどんの合計金額=x円」と置き換える。
  2. 「そばの値段は円」という文章から、そばの値段は円」と断定できる。
  3. 「うどんはそばよりも円高い」という文章から、うどんの値段は「( + )円」と断定できる。
  4. 1. 2. 3. の情報をすべてまとめると…
    + ( + ) = x

    上記のような等式を組み立てることができる。

    これを解くと、 x (そばとうどんの合計金額) = という結果が出る。